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エクオールとは

エクオールとは?

エクオールはエストロゲンとよく似た働きをする成分です

現在、エクオールには

  • 女性ホルモンに似た働きをする「エストロゲン様作用」
  • エストロゲンが過剰な時にその作用を抑える「抗エストロゲン作用」
  • 男性ホルモン アンドロゲンの働きを抑える「抗アンドロゲン作用」
  • 体をさびさせない「抗酸化作用」

などが認められています。
特にエストロゲン様作用は大豆イソフラボンより強く、細胞のエストロゲン受容体(レセプター)に入り込むことでエストロゲンに似た働きをすることがわかっています。

野崎雅裕:更年期と加齢のヘルスケア, 12(1), 128-132, 2013

エストロゲンに類似した構造を持ち、エストロゲン受容体に結合することにより、エストロゲン様作用を示すと言われています。
閉経前のようなエストロゲン存在下では受容体結合においてエストロゲンと競合することにより抗エストロゲン作用を示し、閉経後のようなエストロゲン欠乏状態下では、受容体を介して弱いエストロゲン様作用を示すと考えられています。

エクオールはどうやって生まれるのか

大豆製品を食べると腸内で大豆イソフラボンの一種が腸内細菌の力を借りてエクオールに変化します

大豆に含まれるポリフェノール、大豆イソフラボンは、「ダイゼイン」「グリシテイン」「ゲニステイン」の3種類に大別されます。そのうちの「ダイゼイン」が腸である種の腸内細菌によって代謝されると、エクオールに変化して体内に吸収されるのです。

大豆イソフラボンに含まれる「ダイゼイン」が代謝されてエクオールに

エクオールに期待できる効果

エクオールが大豆イソフラボン(ダイゼイン)の代謝物であることはわかっていましたが、米国のSetchell博士らにより人間の体内で女性ホルモンのように働くという研究報告が発表されたのが、1984年のこと。
エクオールの研究が進むにつれて、大豆イソフラボンの女性ホルモンに似た作用の源が「エクオール」と考えられるようになり、現在では更年期症状の改善や骨粗しょう症予防効果、女性のメタボ改善作用などさまざまな研究発表が報告されています。

> エクオール10mgで改善される8つの症状

  • ホットフラッシュ
  • 首・肩こり
  • 肌のシワ(目尻)
  • 全身の骨密度
  • 脂質代謝(悪玉コレステロール)
  • 糖代謝(HbA1c)
  • 血管機能
  • 手指の機能や痛み

その症状、更年期かもしれませんよ?

エクオールについて

公開日:2015年10月30日
更新日:2024年7月26日