閉経について
閉経とは
月経が永久に停止することを閉経と言います
女性のからだが性成熟期のおわりに達し、更年期になり卵巣の活動性が次第に消失し、月経が永久に停止した状態を「閉経」といいます。
月経が停止した時点では閉経を診断することは難しいため、1年間(12ヵ月間)以上の無月経を確認した時、1年前を振り返って「閉経」と判定します。
子宮摘出後などのように月経により判断できない場合には、ホルモン値「FSH(卵胞刺激ホルモン)値40mIU/mL 以上かつE2 値20pg/mL以下」をもって閉経後と診断されます。
50歳前後で閉経する人が大部分ですが、閉経の時期には個人差があり、40代前半の早い時期に閉経する人もいれば、50代後半まで月経がある人もいます。
閉経年齢について
平均寿命が伸びホルモン欠乏状態で生活する年数は伸びています
閉経年齢は、過去の歴史の書物からの報告でも、ほぼ50歳と記されています。
閉経を超えて女性が生きられるようになったのは、20世紀になってからのことです。
女性の場合、閉経以降エストロゲン欠乏状態がつづくことによって生活習慣病のリスクが高まります。その予防のためにもエストロゲンが急激に低下する更年期のヘルスケアはとても重要です。