下痢・便秘
の原因・症状と対策方法
下痢・便秘の症状について
【症状の概要】
下痢は液状の便が排泄されることをいいます。
便秘は、本来なら体の外に出さなければならないはずの便が、お腹の中に溜まっている状態のことです。
器質的な疾患がないにもかかわらず、腹痛や腹部不快感を伴う下痢や便秘が慢性的に繰り返される場合は、過敏性腸症候群というストレスからくる病気の可能性もあります。
- 腹痛を伴った下痢がある
- 兎糞状のコロコロ固い便が出る
- お通じは規則的にあるが、スッキリ感がない
- 下痢と便秘を交互に繰り返す
下痢・便秘が起こる原因
腸の動きをコントロールするのは自律神経です。
更年期によるエストロゲンの分泌の低下や、精神的ストレスや環境の変化で自律神経の乱れが出ます。
その結果、腸のぜん動運動に不調をきたし、下痢や便秘が引き起こされます。
またその他にも、食事がきちんととれていなかったり、腹筋が弱くて便をきちんと外に押し出すことができずに、便秘が起こる場合もあります。
簡単にできる対処法
1日3食の規則正しい食生活を心がけ、食物繊維の多い食品、乳酸菌食品をとり入れましょう。
一方、高脂肪食、アルコール、香辛料、冷たいもの、カフェインは控えましょう。
十分な睡眠と適度な運動をすることも大切です。
監修
野崎 雅裕 先生
野崎ウイメンズクリニック 院長
1979年九州大学医学部 卒業、1999年 九州大学病院産婦人科 准教授、
2006年 九州中央病院 副院長を経て 2010年より現職。
日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会 認定医・代議員、日本女性心身医学会認定医・評議員、NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア学会(理事・九州支部長・シニアメノポーズカウンセラー) など学会および団体に所属。
長年、不妊治療、思春期から更年期のホルモン療法や漢方療法、月経痛や女性のこころとからだの悩みに関する医療に従事されている。
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