ドライアイ
の原因・症状と対策方法
ドライアイの症状について
【症状の概要】
更年期になると、眼精疲労が起こりやすく、また、ドライアイもこの時期に多くなります。
ドライアイは、眼の表面を覆う涙の膜が途切れやすくなり、表面の粘膜が荒れた状態になります。
涙の量は、パソコン、テレビ、携帯の画面の凝視、ストレス、夜更かしなども関わっています。
目の乾燥や痛みは、他の病気の可能性もありますので、違和感がある時には、受診をお勧めします。
- 目が乾く
- 目が疲れやすい
- 目に違和感・不快感がある
- 目の奥の方が痛い
ドライアイが起こる原因
卵巣機能低下によるエストロゲンの減少により、眼球の表面が乾燥することが主な原因となります。
エストロゲンには目の潤いを保つ作用があります。
また、加齢により、目の粘膜も弱くなることも関連しています。
また、緊張感が続くと乾燥が進みます。
簡単にできる対処法
目薬は有効ですが、眼科で処方してもらうようにしましょう。
部屋の湿度を上げたり、乾燥しないように空調を工夫し、ストレスを溜めずにリラックスすることも大切です。
パソコンを使用しているときは、意識してまばたきするようにしましょう。
監修
野崎 雅裕 先生
野崎ウイメンズクリニック 院長
1979年九州大学医学部 卒業、1999年 九州大学病院産婦人科 准教授、
2006年 九州中央病院 副院長を経て 2010年より現職。
日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会 認定医・代議員、日本女性心身医学会認定医・評議員、NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア学会(理事・九州支部長・シニアメノポーズカウンセラー) など学会および団体に所属。
長年、不妊治療、思春期から更年期のホルモン療法や漢方療法、月経痛や女性のこころとからだの悩みに関する医療に従事されている。
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