エクオールを作れる人の割合
作れる割合
エクオールを作れるのは日本人の2人に1人
残念なことに、エクオールを生み出す腸内細菌はすべての人の腸の中にいるわけではありません。
その割合は日本人では50%だと言われています

瀧本陽介ほか:J Epidemiol 24(supp.1):118, 2014
地域別だと関東が産生者の割合が高い
住んでいる地域によっても作れる割合は異なることもわかっています。
腸の中の菌のバランス、すなわち腸内細菌叢は、食生活に深く関わりがあり、関東に比べて関西の人の方がエクオール生産者が少ないのは、関西の方が納豆を好んで食べる人が少ないからではないかとも推測されています。

瀧本陽介ほか: J. Epidemiol., vol24 (supp.1), p118; 2014
20代だと2割の人しか作れない
エクオールを作れる人の割合を年齢別に見てみると、中高年女性は5割程度、さらに若い人たち、特に20代は2割程度しか作れないという報告があります。
これらの結果は食生活の欧米化によるものだと言われています。

麻生武志ほか:日本女性医学学会雑誌 20:313-332, 2012
内山成人:更年期と加齢のヘルスケア 7:26-31, 2008 より作成
世界で見るとアジアが最も多い
下のグラフは、各国のエクオール産生者の割合を示したものです。
そう、日本人の50%という割合は実は高いのです。
昔から欧米人に比べて日本人は更年期の不調の訴えが少なかったり、骨粗しょう症の発症率が少なく、大豆食品を良く食べることに関係があるといわれてきました。
その鍵を握るのが「エクオール」だったのです。
日本や中国など大豆を良く食べる国々では、エクオールをつくれる人は約50%。
大豆食の習慣がない欧米では20~30%とどまっています。

麻生武志ほか:日本女性医学学会雑誌 20:313-332, 2012

1986年 慶應義塾大学医学部卒業。
1992年 ドイツ・ベーリングベルケ社リサーチラボラトリー留学。
2007年 東京歯科大学市川総合病院産婦人科教授。
2008年 慶應義塾大学医学部客員教授(産婦人科学)兼任。
2024年
つくばみらい遠藤レディースクリニック 顧問。
日本女性医学学会専門医・指導医、同学会理事長、
日本女性心身医学会認定医、同学会理事長など。









