寝汗(発汗)
の原因・症状と対策方法
寝汗(発汗)の症状について
【症状の概要】
寝汗(発汗)も「ホットフラッシュ」同様、血管運動神経症状の1つで、更年期の代表的な症状です。
ホットフラッシュは実際には昼間だけではなく、夜間も同じように起こるため、睡眠時にほてりや発汗が起こります。
就寝中に起こった場合、何度も目覚めてしまい、ひどい場合は睡眠障害となるおそれもあります。
他の病気の可能性もありますので、あまりにひどい場合は受診をお勧めします。
- 寒いのに寝汗をかく
- 朝目覚めると、寝間着やシーツが濡れている
- 寝汗がひどくてよく眠れない
- 夜中に暑くて目が覚める
寝汗(発汗)が起こる原因
ホットフラッシュ同様、エストロゲンの減少によって、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が乱れ、体温調整ができなくなることによって起こります。
また、他の症状と同様、環境やストレスにより、症状がひどくなる場合もあります。
簡単にできる対処法
就寝前にはリラックスを心がけましょう。
音楽やアロマオイルも有用です。
適度な運動もストレス発散によいでしょう。
寝汗そのものの対策としては、吸収性の良いタオルやベッドパッドを敷くのも良いでしょう。
監修
野崎 雅裕 先生
野崎ウイメンズクリニック 院長
1979年九州大学医学部 卒業、1999年 九州大学病院産婦人科 准教授、
2006年 九州中央病院 副院長を経て 2010年より現職。
日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会 認定医・代議員、日本女性心身医学会認定医・評議員、NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア学会(理事・九州支部長・シニアメノポーズカウンセラー) など学会および団体に所属。
長年、不妊治療、思春期から更年期のホルモン療法や漢方療法、月経痛や女性のこころとからだの悩みに関する医療に従事されている。
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