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動悸・息切れ
の原因・症状と対策方法

動悸・息切れ症状ついて

【症状の概要】

一般的な運動後の動悸と違い、激しく体を動かしたわけでもないのに突然胸がどきどきすることがあります。
場所やシーンも問わず寝ているときに症状が出るケースも。
また、呼吸がしづらく息切れを起こしたりします。

  • 激しい運動をしていないのに急に胸がどきどきすることがある
  • 夜寝ている時急に胸がどきどきしだす
  • ちょっと歩いただけで息が切れる

動悸・息切れ起こる原因

女性ホルモンは、脳の視床下部によってコントロールされていますが、更年期になると卵巣の機能が衰え女性ホルモンの分泌がうまくできなくなります。
卵巣の機能が低下・停止しているのにもかかわらず、視床下部は「女性ホルモンが減った」という情報をもとに性腺刺激ホルモンを出し続け、ついには視床下部がパニックに陥ってしまいます。
視床下部は、自律神経や免疫系の中枢でもあるので、自律神経のバランスも崩れてしまいます。
自律神経は、拍動や呼吸などをコントロールしているため動悸や息切れなどの症状が引き起こされてしまうのです。

簡単できる対処法

症状が出たときは、落ち着いて深呼吸

動悸を感じた時にはまず深い腹式呼吸を行ってみてください。
ゆっくり大きく鼻から息を吸い、お腹に空気をいれるようにお腹を膨らませ、時間をかけ吸った空気を吐き出してお腹をへこませます。何度か繰り返しながら、肩の力を抜いてリラックスします。ハンカチやティッシュにアロマオイルを1滴落としてその香りをかぎながら深呼吸するのもよいでしょう。自律神経のバランスが整い、気持ちが落ち着きます。ラベンダーの香りは不安感を鎮めるのによいとされています。
また、日頃の対策としては自律神経を整えるために1日の生活リズムを見直してみることも有効です。休日も平日と同じリズムで早寝早起きをし、朝起きたら朝日を浴びて体内時計をリセットします。食事は、3食バランスの良いものを摂るようにしてください。
日中は、積極的に体を動かし、夜はぬるめのお風呂にゆっくり浸かって血行をよくし、リラックスタイムを過ごしましょう。質の高い睡眠には活動モードから休息モードへの切り替えが必要です。夜遅くの活動は控えて、ベッドに入ったらスマホなどの強い光を発するものを凝視しないように心がけてください。規則正しい生活は自律神経を整え、動悸や息切れ以外の更年期の症状の改善にも役立ちます。
また、自律神経を刺激する嗜好品が原因となっている場合があります。コーヒーなどカフェインの多い飲料やお酒の飲みすぎ、タバコの吸いすぎも動悸や息切れの一因といわれています。コーヒーは1日に何杯まで、と適量を決めたり、カフェインレスのコーヒーやお茶を利用するなど、自分に合った方法を試してみるのもよいかもしれません。
一方で、突然の動悸や息切れは、高血圧や心不全、甲状腺機能亢進症など別の病気が考えられるため、症状の程度によっては専門医へ相談し検査を受けてください。

野崎 雅裕 先生

監修
野崎 雅裕 先生

野崎ウイメンズクリニック 院長

1979年九州大学医学部 卒業、1999年 九州大学病院産婦人科 准教授、
2006年 九州中央病院 副院長を経て 2010年より現職。
日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会 認定医・代議員、日本女性心身医学会認定医・評議員、NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア学会(理事・九州支部長・シニアメノポーズカウンセラー) など学会および団体に所属。
長年、不妊治療、思春期から更年期のホルモン療法や漢方療法、月経痛や女性のこころとからだの悩みに関する医療に従事されている。

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更年期症状にあてはまる不調には、別の病気が潜んでいる場合もあります。 気になる症状があれば、婦人科を含めた医療機関への受診をお勧めします。 かかりつけ婦人医・薬剤師をつくり、日常のふとした不調も気軽に相談しましょう。

公開日:2015年10月30日
更新日:2024年5月21日